TOSHISYUN
先日、人間椅子の杜子春という楽曲を聞いた。というか某TUBEで見た。
プログレッシブなロックやヘヴィメタルなどの技巧的なロックに苦手意識があったのだけど、近頃の私は不満が多いせいなのかそう言ったロックが良くなってきた。
そんなことは余談なのだ。
杜子春である。
芥川龍のやつ。
さっと読んだ。
遠い昔、ランドセルだったころ、発表会でやったが私は家来11だった気がする。
kindleにて読んでストーリーを今理解した。
あの頃は全くと言っていいほどわかってなかったわ。
ここ数年活字が読めない、入ってこない状態であったので、すいすい読める古典、昔話のような語り口がやさしく、それでいて伝えんとすることの濃さ。
濃縮還元といった感じ。
峨眉山の岩上にて座ったままの私にはまだ大切なものがわかっていない。
でも気付いている。今のままではいけない。他人のせいにしてはならない。
自分の人生を切り開くのは、自らの手、行動でしかないと。
鉄冠子のような仙人に見いだされなくとも、まわりで大切なことを教えてくれている。
そんな言葉に心を開き、聞く耳を持つことってむつかしい。